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US-1A改
(デジカメ編)

 2004年3月15日。
海上自衛隊の新鋭救難飛行艇「US-1A改」のTestFlightが行われるというので、西宮市の深江浜にある製造元の新明和工業へ行ってきました。
「行ってきた」と言っても工場内に入ったわけではなく、対岸の岸壁からの撮影です。
今日は遅番(13:30出勤)のため、予定の09:00から11:30迄の間、居座りました。

 「US-1A改」は海上自衛隊が保有する世界でも類を見ない救難飛行艇「US-1A」の改良型で、与圧キャビンやコンピュータ制御によるフライ・バイ・ワイヤの採用など、US-1Aに比べ諸性能が向上された機体です。(救難飛行艇は現在日本しか保有していないようです)
 現在US-1Aは、山口県の海上自衛隊岩国基地に配備されており、分遣隊として神奈川県の厚木基地にも1機派遣されており、洋上における救難活動に従事しています。


 09:00過ぎ、現場に到着。お目当ての「US-1A改」は既に格納庫より引き出されておりました。
が、昨年には無かった大きなフェンスにより様子はほとんど見えず・・・・。

【新明和工業全景】


30分ほどするとトーイングトラクターに引っ張られてお目当てのUS-1A改が登場!

【US-1A改 初号機なので派手なカラーリングです】

 ところが、引っ張られてきたUS-1A改が方向転換し、今度はトーイングトラクターでTowBackされ始め・・・・。
どうやらFlight前のエンジンランナップを行うらしく、ランナップエリアへ消えていきました。


仕方がないので車に戻り待機。サンスポで昨日の阪神−巨人戦の戦果を読み・・・・・
しばらくするとUS-1A改のエンジン音が聞こえ始め、ランナップが始まりました。

さて、さらに30分後、US-1A改のランナップ音より更に大きなエンジン音が聞こえ始めました。
「?」
慌ててカメラ片手に車を降りると、なんと現役のUS-1Aが到着!

定期修理なのか、はたまたUS-1A改のTestFlightの随伴機なのか?

 さて時間は11:00。私のタイムリミットまであと30分。う〜ん、飛ぶんだろうか?
と、そうこうしているとUS-1A84号機にトーバーとトーイングトラクターが取り付けられ、トーイングの準備が始まり、よく見るとUS-1A改もトーイングの準備が始まりました。


「いよいよ!」と思い見ていると、どうやらさっき到着したUS-1Aとの場所の入れ替えのようです。


「あらら?」
引っ張られ始めたUS-1A改がいきなりBack。
どうやら出発までにはまだ時間が掛かるようです。

ついにフェンス脇まで下げられてしまいました。


 時間は11:30。残念ながらTimeUP!
私にとってのUS-1A改の動く姿は暫くお預けのようです。
後ろ髪を引かれながら深江浜を後にしました。
さぁ仕事仕事・・・・・。

<写真は一部デジタルズームを使用していますので画質が良くありません>

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