TR's野球コラム【その9】

 最後の大会】

 3年生9人、1年生4人でスタートした2013年度。

 春の大会も後もう一歩で勝利を逃し、照準を夏の市総体に合わせて練習を続けてきました。

 思えば新チーム結成時は部員が7人しかおらず、新人戦も出られるかどうか分からない状況でスタート。
 その後4人が入部(2名退部)し、なんとか大会に出られるようになり、一冬越えて春には1年生が4人入部。

 春先から「個人のレベルアップ」を目的に練習を開始。
 練習試合の戦績は勝ったり負けたりでまずまず。

 そして6月29日、市総体の初戦。

 相手は格上(?)の学校。
 粘り強くピンチを凌ぐも、如何せん打線が低調。
 スコアリングポジションにランナーを進めてもホームは遠く・・・・
 結果は0-2で負け。

 2試合目は昨夏から合同練習などでお世話になったチーム。
 お互い手の内は分かり切った間柄。
 これまた互いにピンチとチャンスを繰り返すもなかなかホームは遠い展開。

 試合中盤、失策絡みで3点を献上。
 4番の3ベース、5番のスクイズで1点返すも時既に遅し。1-3で敗退。

 3年生の夏が終わりました。

 試合後のミーティング。
 3年生一人ひとり涙をこらえながらこの3年間を振り返って話す姿を見て、こっちも思わず「グッ」ときました。

 父兄の方から「2試合目の最終回、負けていながらベンチからの諦めない声を聞いて、子ども達の成長を感じました。」とお聞きし、私も同じように思いました。

 決して強いチームではなく、ハッキリ言って「寄せ集め」の弱小チーム。
 ただ、人数が揃っていなくても黙々と練習をし、色んな壁に耐えたこの9人は、他のチームには無い何かを得られたのかなぁと思います。

 私自身「もっと色んな事を教えてあげれられたのではないか?」と自問自答。
 逆に我々大人が色んな事を子ども達から教えて貰ったような気がします。

 お疲れ様!そしてありがとう!!

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