TR's野球コラム【その4】
【高校野球】
「また巡り来る夏の日に〜心ふるわす人がいる〜」 今年もまた夏の高校野球のシーズンがやってきました。 今年2011年は第93回大会。 私の高3の時の大会は70回大会だったのでもう23年前になるんですねぇ。 当時は今のような消音バットではなく、打てば「コキーン」と高い金属音がするバットを使用。 グローブの色も4色ほどしか認められず、レガース、エルボーガードはおろかバッティンググローブも「不可」。 (そもそもレガース、エルボーガードなんかはプロ野球選手もほとんどしていませんでしたが) キャッチャーはキャッチャーヘルメットなんか無く、帽子を後ろ向きに着用。打者のヘルメットの耳カバーも片側だけ。 完全に時代が違いますな・・・・。 練習も「昭和の高校野球」そのもの。 練習中は水を飲む事を許されず、休憩時間も無し。 監督の逆鱗に触れれば2時間ぶっ通しでランニング。 ダイヤモンドでのボール回しも100回続かなければ終わらず。 当然夏休み期間中もずっと練習。休みの日は盆の1日だけ。 (この僅か1日の休みに熱を出して寝込んだヤツもいましたが・・・残念ながら翌日は熱も下がり、練習に来てました) 1年生の時は練習前のグラウンドへの水撒きが唯一楽しい時間。 時計と水を撒いた範囲を見ながら「あぁ、これが終わったら地獄の練習が始まるのかぁ」と皆で黙々と準備して・・・。 まぁ今みたいに気温が38℃まで上がる事なんて無かったとは思いますが、今考えても「よく倒れなかったなぁ」と思います。 そのおかげ(?)か少々の事でへばることもなく「強靱な体力と精神力」が身に付いたのかもしれませんが。 でも現役の時、あれだけ暑く苦しかった夏の高校野球も、今この年になってグラウンドや球場に足を運ぶと「もう一度高校野球 やりたいなぁ」と思ってしまうのであります。 さて、今年は何回見に行けるか!? |
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